九里亜蓮のFA補償、金銭に決定
広島は2025年1月16日、海外FA権を行使してオリックスに移籍した九里亜蓮投手の補償について、金銭補償を求めると発表しました。九里選手の昨季年俸は推定1億4,000万円で、Bランクに該当。このため、補償額は年俸の60%に相当する8,400万円となります。
補償の選択と背景
広島は1月8日に人的補償の対象リストを受け取り、その後検討を進めていました。しかし、以下の理由から金銭補償を選択しました:
- 支配下選手枠の制約
- 広島の支配下登録枠は上限の70人に近い68人まで埋まっています。人的補償による選手獲得は、枠の問題から難しい状況でした。
- 過去の補償事例との比較
- 昨年、西川龍馬選手がオリックスにFA移籍した際には、人的補償で当時19歳の右腕・日高投手を獲得し、同時に4,800万円を受け取っています。今回は状況に応じて金銭補償を選択したとみられます。
FA補償の仕組み
FA補償は、FA選手の移籍先球団が旧所属球団に補償を行う制度で、選手の年俸ランクによって内容が異なります。
- ランク分類:
- Aランク: 年俸上位1~3位
- Bランク: 年俸上位4~10位
- Cランク: 年俸11位以下(補償不要)
- 補償内容:
- 人的補償を求めた場合:
- Aランク: 人的補償+旧年俸の50%
- Bランク: 人的補償+旧年俸の40%
- 金銭補償を求めた場合:
- Aランク: 旧年俸の80%
- Bランク: 旧年俸の60%
- 人的補償を求めた場合:
今回、九里選手はBランクのため、人的補償を選択せず**年俸の60%**が広島に支払われる形となりました。
広島の今後の動き
広島はこれまでFA移籍での人的補償を積極的に活用してきましたが、支配下登録枠が限界に近づいている現在、金銭補償を選ぶ判断が適切とされます。オフシーズンには現役ドラフトで2選手を獲得しており、選手層の補強はすでに一定の成果を上げています。
補償金8,400万円は今後の運営資金や選手育成に活用されるとみられ、広島のチーム運営に新たな一手を加える機会となるでしょう。
まとめ
九里亜蓮選手のFA補償が金銭に決定した背景には、支配下枠の制約や過去の補償事例が影響しています。補償金8,400万円をどう活用するかは広島の今後の課題となり、シーズンの戦略に注目が集まります。
要点まとめ
- 補償内容: 九里亜蓮選手の補償は人的ではなく金銭に決定、補償額は8,400万円。
- 背景: 支配下登録枠の制約と現役ドラフトでの選手補強が影響。
- FA補償制度: ランクごとの補償内容を詳しく解説。


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